D-4 コロー「ナルニの橋」

ナルニの橋

19世紀の中頃、フランスの風景画家たちが自然を求めてパリ近郊のフォンテンブローの森の一画バルビソンに居住してきました。その中にはミレーなどもいましたが、コローもその一人でした。それより前彼は3年あまりイタリア旅行に出かけ、古典を勉強するとともに古代の遺跡などを描いた傑作を多く残しています。しかし当時はそれほど世評にはのぼりませんでした。その後、そのリズミカルなタッチと大気を含んだ色彩のトーンなどによって印象派に認められました。この絵はその印象派の到来を直接予告したものともいわれ、また彼が風景画家としての地位を確立したものともいわれている傑作です。この橋は古代ローマの遺物で、今日でもほぼこのままの形で残っています。

 

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