D-17 ピサロ「村の入り口」

村の入口

ピサロは、マネやルノワールやシスレーなどと同じ印象派の画家です。しかし、他の画家たちが、水と空と光の動きに惹きつけられたのに対して、彼は大地に目を向けました。樹木や草花の季節ごとの色の移り変わりや、土壌や家々に降り注ぐ陽光の戯れに魅せられたのでした。そして、この絵にも見られるように、田園の詩情をきめ細かに描きあげたのです。彼の作品中、1870年代の田園風景が、特に優れているといわれますが、この作品も、まさにその時代に属する傑作です。また、ピサロは数ある印象派の画家たちの中で、その印象派展に毎回、欠かすことなく出品した、ただ一人のメンバーであったといいます。彼の人柄のひとつの表れをそこに見ることができます。

また、彼の息子や娘も画家です。 

 

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