D-21 モネ「アルジャントゥーユの散歩道」

アルジャントゥーユの散歩道

ヨーロッパ絵画の歴史に大きな革命をもたらしたのが印象派でした。彼らは《木の葉は緑、水は青》といったこれまでの固定概念を捨てて、すべて自然にあるものは太陽の下では様々な色に変化するものだ、という確信に立って、その瞬間の光の変化をカンバスに移そうとしたのでした。この派の中心人物がモネでした。ここに描かれているアルジャントゥーユは、セーヌ川の下流にあたり、モネは1971年から76年までここに住んでいました。そうして、光に揺れ動く川面を往き来する白帆を、好んで題材にして描いています。時は多分朝でしょう。樹間から地上にもれる朝の光を大胆なタッチで表現しています。また、一面に広がるデリケートなブルーの空に、朝焼けのオレンジが巧みに映えています。

 

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