D-31 ルノワール「花瓶のばら」

花瓶のばら

ルノワールでは1841年フランス西南部の中都市、リモージュで生まれた。父は質素な仕立職。間もなく一家はパリに移住。陶器画、扇の絵付などの徒弟を経て1862年美術学校に入学。また画塾にも通ってそこでモネ、シスレーらと交友する。1867年サロンに出品するも落選。74年には印象派第1回展に「踊り子」「桟敷」など7点を出品。1879年ようやくサロンに入り数々の肖像画が成功を収めた。しかし80年印象派に飽き足らずサロンを離脱。翌81年には結婚した。各地への小旅行、肺炎、療養の中でも工夫を重ね1885年遂に新様式を完成させる。この頃特にセザンヌとの親交が深く、国際的にも名が伝えられる。この"ばら"はその最もミ揚期の作品である。しかし画家は再び停迷しリューマチの悪化と戦いつつ1910年自らのスタイルを確立するのである。

 

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