D-35 安井曽太郎「薔薇」

薔薇

明治21年京都の木綿問屋に生まれる。聖護院洋画研究所(現関西美術院)に入り浅井忠に師事。ミレー、ピサロ、セザンヌの画風を研究し、明快な色彩と要約した堅実な写実様式を確立した。

「薔薇」に見られる白と黒の対象の大胆さ。ここには日本的な感性とグラフィックな要素とが感じられるが、この斜めの接点と呼応するかのように、伊万里焼の花瓶はディフォルメされてやや傾き、その上の多彩な花の美しさを一層印象深く引き立てている。

第十九回二科会展出品作。 

 

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