D-36 刑部人「室生寺五重塔」

室生寺五重搭

明治39年栃木に生まれる。昭和3年東京美術学校(現東京芸大)在学中に帝展初入選。以来連続入選。昭和21年、23年日展特選。昭和42年、48年日展審査員。昭和24年より日展無鑑査会員。この間毎年東京三越にて個展を開催。その回数27回におよぶ。

写実主義を建前とした優れたテクニシャンで、常に日本の風土を追い求め、流れるようなみずみずしさと柔和な優しさのある画風をもって知られている。

因みに画家は、はじめ日本画の川端龍子、その後洋画に転じ和田栄作、金山平三に師事し独自の画境を開く。

この室生寺五重塔は昭和40年頃の作で得意とするペインティングナイフの技法(絵具の生乾きを利用してナイフで画面を整える描法)を活用した迫真性のある作品である。 

 

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