D-37 坂本繁二郎「水より上がる馬」

水より上がる馬

明治15年久留米に生まれる。幼少期から森三美に洋画を学び、明治35年小学校同級生の青木繁とともに上京、小山正太郎の不同舎に入り、太平洋画研究所で学んだ。初期には印象派風を示したが、昭和はじめから九州各地の馬を題材とし、「放牧三馬」など瞑想的で独自の東洋的写実を追及した。第二次世界大戦後は無所属作家として、芸術院会員を辞退するなど孤高の道を歩いた。

昭和28年度第二次国際美術展に「水より上がる馬」を発表し、この作品によって同年度の第五回毎日美術賞を受けた。昭和12年第二四回二科展に、作者はこれと同題名、同テーマの絵を出品したが、これが不満足だったので同じ五〇号に描き直したもの。ただし、PからMに変わり、つまり前作よりも細長くなっている。 

 

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