本の福袋(H30.10.30更新)

    今回の担当は・・・新米です。

  

  たわわに実った稲の穂が、ふっくらと黄金に輝いて見えていた田んぼの風景も、

 今やスッキリと刈り取られ、少し寂しさを感じます。

  でもでもでも!これから食卓にのぼる艶やかな新米ご飯を思うとうれしさ一杯ですグッド(上向き矢印)

 美しい風景を見て感じると、なにか「ここで一句!」と、思い付けばいいのですが、

 残念ながら私にはその才がないので、先人の句をしみじみと感じることにします。

  

    実るほど頭を垂れる稲穂かな  (詠み人不明)

      あやかりたいと思いながら、つやつやご飯を思い浮かべてニヤニヤ

  

    世の中は稲刈るころか草の庵  (芭蕉)

      やったー!刈り入れだ〜!ワクワク

  

    稲かれば小草に秋の日の当たる  (蕪村)

      乾燥待ち、まだかなまだかな

  

    ひつぢ田に紅葉ちりかかる夕日かな  (蕪村)

      おいしいご飯に大満足来年もよろしくおねがいします

 

  このように俳句で日にちが過ぎるのがよくわかります。

 皆様もここらで一句いかがでしょうかわーい(嬉しい顔) 最後に一句。   

 

    新米に月日の味を覚えけり  (子規)

 

   かわいいこぼれ話かわいい 

    この句を当館所蔵の資料で確認しようとしたところ、なかなか見つけられず、

    松山市立子規記念博物館に問い合わせました。すると、なんとこの句は「抹消句」。

    子規が気に入らず句集から消してしまった句だったのです。見つからないわけです。

 

 

  食欲の秋のあとは読書の秋ですね。

 新米でおなかを満たした後は、読書で頭を満たしてみませんか😊

 今年の読書週間は10月27日(土)〜11月9日(金)までの2週間です。

 相生市立図書館では読書週間に合わせて「本の福袋」というイベントをしています。

 今年の春「子ども読書の日」にあわせてご用意した児童書の「本の福袋」が好評でしたので、

 この秋は児童書に加え一般書もご用意しました。それぞれ50セットずつありますので、

 どうぞご利用ください。

 テーマごとに私たちスタッフが選んだ本を1袋に2冊ずつ入れてあります。

 どんな本が入っているか、それは開けてからのお楽しみです

 新しいお気に入りに出会えるかもです。 

 秋の夜長、またいつもと違ったジャンルの本をお楽しみくださいね。

 

 20181030・本の福袋@本の福袋D

 

 【参考文献】

『芭蕉・蕪村発句総索引』道本武彦・谷地快一 編集/角川書店/911.3

『蕪村 放浪する「文人」』佐々木丞平・佐々木正子・小林恭二・野中昭夫 著/新潮社/911.3

『故事俗信ことわざ大辞典』尚学図書 編/小学館/R813

『子規全集 第一巻』正岡子規 著/改造社/911.3