城跡の中にある図書館(R2.5.1更新)

 今回の担当は・・・チベットスナギツネです。

 

  相生市立図書館は4月から新しいスタッフを迎え、新たな体制でスタートしました。ぴかぴか(新しい)

 市民の皆様にこれまで以上に利用していただける図書館をめざし努力していきます。

 

  さて、その相生市立図書館ですが、実は城跡の中に建っていることをご存じでしょうか? 

 『相生市史第四巻』によれば“那波浦城跡(なばうらじょうあと)”の中にあるようです。那波浦城がいつの時代に作られたのか、はっきりとは分かっていません。現在はテニスコート、中学校や図書館の造営のため、その面影をみることはできませんが、古写真から復元された縄張り図(図1)が『相生市史第四巻』に掲載されています。

  

  相生市は万葉集に

  「縄(なは)の浦(うら)に塩(しお)焼(や)く火(ほ)の気(け)、夕(ゆう)されば、行(い)きすぎかねて、山(やま)にたなびく※1

 と詠まれた那波(なば)の浦(うら)を擁(よう)する長い歴史を持つ土地で、その痕跡が数多く残されています。

 そんな相生市の歴史の魅力に触れられる本が図書館の郷土史コーナーにはたくさん所蔵されています。

 

  時には郷土史コーナーに足を運んでみてはいかがでしょうか? 

 郷土史の本をとおして、普段何気なく目にしている場所に秘められた歴史に触れることができるかもしれません。

 

※1 訳:縄(那波)の浦で塩を焼いている煙は、夕方になると過ぎ去りかねて、山にたなびいている。

 

 

<参考文献>

 『相生市史第四巻』 相生市史料編纂専門委員会 編/兵庫県相生市・相生市教育委員会 発行/p.819/309.2

 『万葉集(一)』 佐竹昭広 他 著/岩波書店 出版/p.246/911.1

 

那波浦城縄張り図150.jpg            城跡の中の図書館300.jpg    

図1 那波浦城縄張り図(推定)           図2 図書館遠景