絵本の読み聞かせ

本アイコン 子どもに絵本の楽しみを

 

本かわいい

いつまでも
読んであげて
 

イ-ソファで本を読む 子どもに絵本の読み聞かせをされている大人の方で、「もう字が読めるようになったから自分で読みなさい。」と言って、読み聞かせをやめてしまう人がいます。

 しかし、文字を声に置き換えることだけが読み聞かせではありません。誰かに読んでもらうことによって、その人の愛情を感じたり、目で読むのと違った感動を受けたりします。字が読める読めない、といった目に見えることだけにとらわれず、子どもが読んでほしいと思っている気持ちを大切にしてあげてください。

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読み聞かせは
ゆっくりと
 

イ-読み聞かせ 子どもに本の読み聞かせをするときに、「どういうふうに読んでいいかわからない。」という質問があります。
たとえば、ボランティア等で不特定多数の子ども達を相手におはなしをするといった場合は別ですが、特に技術的なものを気にすることはありません。

 気をつけることといえば、あまりおおげさな身振りや声色をつかったりしないということと、ゆっくり読むということです。
あまり速く読みすぎると、聞いている子どもがお話についていけなくなってしまいます。

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質問ぜめはダメ

 

絵本03 こどもが本の中の世界、お話の世界に興味を持ちはじめるようになってきました。そこで、周囲のおとなは、チャンスとばかりに本の中の“モノ”に興味を持たせようとします。
たとえば、話の途中で「これは何?」「この花は何色かな?」と話しかけたりします。

 確かに図鑑など、そういった使い方をする本もあるかもしれませんが、物語を楽しもうとする本には、そういった質問は向いていません。本を読んで知識を得るということも大切かもしれませんが、現実とは違う物語の世界を体験させてあげる場として、お話をしてあげることも大切です。
そのためには、少しぐらいわからない言葉があっても大人の方から立ち止まって説明せずに、ゆっくりと読んでいってあげてください。

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静かに聞いて
心で考える

 

イ-男の子本を読む 子どもは、大人が思っているよりもずっと大人の要求に答えようと努力をしています。
そこで、絵本を読むときにあれこれ活発に質問に答えたりすることを、周囲の大人がすすめたりほめたりすることが分かると、新しい絵本を読むときでも、自分からおしゃべりをはじめます。

 こうなると、新しいお話を何が始まるだろうと期待して集中することが難しくなってきます。
自分が知っていることを言葉を使って表現することも大切ですが、静かにお話を聞いて、自分の心の中で考えるということも子どもにとって大切なことの一つです。

本かわいい

素朴な
感動を大切に
 

イ-女の子本を読む 大人が子どもに本を与えるときに基準にしてしまうことは何でしょうか。今まで取り上げてきた、文字を覚えさせる、知識を増やす以外にもう一つ基準にしてしまうことがあります。
それは、教訓を与える、ということです。確かに大人が読むと教訓めいていると感じる話もあります。しかし、それは子どもが読んですぐに感じとるものではなくて、子どもと一緒に成長していく性質のものです。

 子どもは、お話を聞いてまず最初に感動します。その感動がさめないうちに、“考えること”を強要するというのはどうでしょうか。子どもの素朴な感動を大切にしてあげてください。

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絵は大切1
 

絵本01 子どもに読み聞かせをする意味や、お話しに感動することの大切さは、繰り返し説明してきました。では、具体的にどんな本を子どもたちに与えればいいのでしょうか。まず、私たちが、子どもの頃どうだったか思い出してみましょう。たとえ字が読めるようになったからといって、いきなり文字ばかりの本を、楽しく読むことができた人は、いないはずです。誰でも最初の本は、絵本から入ります。

 子どもたちも、自分が読みたい本が決まっていないとき、本のタイトルのほかに、挿絵や表紙で面白そうな本を見つけます。挿絵が魅力的であれば、本の内容にも興味を示します。逆にまったく同じ内容の本でも、挿絵がなければ、なかなか手が出ません。大人が考えている以上に、子どもは、絵に頼って本を読んでいます。それは、小学校のかなり上の学年でも言える事ですので、たかが絵本と思って、子どもから絵本を取り上げないようにしてあげてください。

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絵は大切2
 

イ-星の本を読む こどもは本を読むときかなり絵に頼っているというお話をしました。しかし、言葉を絵で受け止めるということを、子どもだけがしているわけでは、ありません。
例えば手紙や小説を読んだとき、書かれている内容を心の中で、映像としてとらえている事に気がつくと思います。そのとき、そこに挿絵がなくても、大人は、自分で想像して頭の中に情景を、思い浮かべることができます。それは、私たちが大人になるまでに、色々な経験をして知識をため込み、またそれらを使って絵を思い浮かべる能力を、身に付けているからです。しかし、子どもは、そういった経験や知識がまだまだ不足しています。

 そこで、それらをおぎなうために、絵がとても大切になってきます。私たちが行ったこともない外国のことを想像できるのは、大人になってからの知識だけではなく、子どもの頃の絵本をよむという経験が大きな意味をもっているのです。

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絵は大切3
 

絵本02 「子どもが絵本を読むということはとても大切です。」「子どもが知らないことを経験し、知識を得るには、絵本が大切です。」と何度も繰り返してきましたが、中には、知識だけに重点を置いて、写真絵本や、図鑑のように正確に描かれた絵本ばかり与えようとされる方がいます。特に子どもたちの年齢が上になってくると、親は『子どもっぽい絵本』つまり、動物が人間としゃべっている絵本などを遠ざけようとします。
しかし、子どもにとって、絵本の中の出来事は本当のことです。それを本当のことではないと、全てしりぞけてしまうと、こどもにとっての大切な経験を取り上げてしまうことになります。

 子どもの目線にあうすぐれた絵本は、大人達が思っている事実よりも子どもの心の中に強い印象を与えることが出来るのです。 

 

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ブックスタート

本アイコン ブックスタートの様子
ブックスタート03 ブックスタート02   ブックスタート01

  
イラスト0011 ブックスタートとは
 1992年、英国のブックトラストによってバーミンガムで試験的に実施したもので、
「絵本をとおし、肌のぬくもりを感じながら心を通わす」ことを支援する運動のことです。        
 
 相生市のブックスタート
 相生市では、お父さんやお母さんが子どもを抱っこして、
愛情あふれる声で絵本を読んでいただけたらと願い、平成13年度より実施しています。
 奇数月の第1火曜日に実施する「4ケ月児健康診査」の場所に出向き、絵本2冊と絵本を入れる袋、
特に呼んでいただきたい絵本のリストを付け、直接お母さんに説明しながら手渡しています。
 また、これまでのブックスタート対象者のその後を支援する目的で、「ブックスタート継続支援事業」として、
絵本を読み聞かせる大切さや、どのような絵本を読み聞かせればよいかなど、絵本について学ぶ初級絵本講座「絵本塾」を行っています。


イラスト0693 赤ちゃん絵本を選ぶ基準 
 
内容的には、
(1) 子どもの身の回りのことが描かれている。 
(2) 繰り返しの手法で描かれている。 
(3) 文章、絵とも単純である。
(4) ユーモアがある。といったことが基準になります。
  また、一つ々の絵がはっきりとしていて背景がすっきりしているもので、できれば一画面には一つの絵でそれも芸術性に優れているものが良いとされています。また、長い時を経て読みつがれている作品も選ぶ大切な基準です。一つの目安は25年です。
 形態としては、開いたときに子どもの肩幅に収まる大きさが適当されており、重さも子どもの持ち運びができる範囲内が良いと思います。

  
4 スタートパック  
  平成24年度相生市では、次の2冊の絵本をスタートパックとして渡しています。 
 

書 名 『どこかな どこかな』
著 者 そうまこうへい/ぶん ・ かとうあやこ/え
出版社 フレーベル館

 

書 名 『おつきさまこんばんは』
著 者 林明子/え
出版社 福音館書店

 

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