図書館バックヤード(R2.2.18更新)

 今回の担当は・・・ともぞうです。

 

 一年に一度、古くなった雑誌をリサイクルに回します。

 週刊誌・隔週刊誌は2018年発行以前のもの、月刊誌・隔月刊誌は

 2017年以前、季刊誌は2016年以前のもの、とそれぞれに決まっています。

 毎年2月からこの作業に入るのですが、これがなかなか骨の折れる作業なのです。

 雑誌コーナーの棚がいっぱいになると、その都度バックナンバーを閉架書庫

(地下にあります)に下ろして保管しているのですが、まず、リサイクル対象の

 雑誌を全てコンテナに入れて閉架から持って上がり、そこで再び該当年のもの

 であるか二人がかりで発行年をチェックします。

 検本と言って、雑誌をパラパラとめくり、利用者さんの私物や個人情報などが

 挟まっていないか確かめる作業も同時にします。雑誌は紙が薄いものが多く、

 1ページずつめくって確認するのもなかなか大変だったりします。

 しかしこの検本、普段自分が手にとらないタイプの雑誌にも目を通すことに

 なるので、新たに興味を惹かれる記事や、「へ〜exclamationそうなんや〜exclamation」と思う

 記事に出会うこともあり、私には楽しい作業ですわーい(嬉しい顔)

 ダブルチェックで検本が終わると次はパソコンでの作業です。

 検本が終わった全ての雑誌の所蔵状況を“利用可能→リサイクル”へ機械上で

 処理をしていきます。ここでも二人で二回やります。

 それが終わるとバーコード×印を付けリサイクルのハンコを押します。

 最後に×印とハンコの漏れがないか別のスタッフに最終検本を行ってもらい

 終了です。お疲れ様でした。

 全ての工程が終わると手が真っ黒になっていることも……。

 雑誌も束になると重いもので、コンテナから出して作業し、戻して運ぶ。

 という何気ない繰り返しがキツく、2月なのに汗をかき日々の運動不足を

 ひしひしと感じたともぞうでした。

 今年の2月は閏年で1日多いですが、1月2月3月と、毎年あっという間に

 過ぎていきますよね。図書館も、新年度に向けて着々と準備を進めております。

 少しでも心地よい図書館にするためにスタッフ一同力を注いでまいりますので、

 是非お気軽にお越しくださいね。

今年の2月14日には?(R2.1.30更新)

 今回の担当は・・・新米です。

 

 令和2年、新しい年になってお正月も無事に終わり気がつけば2月です。

 本当に日が経つのは早いですね。

 2月は節分の豆まきに始まり、立春という名に春を感じ、初午で稲荷ずしを食べ、

 バレンタインデーに心を浮き立たせ、雨水で水の流れを知る(今年は19日です)

 月ですね。

 そうこうしていると2月も終わってしまうふらふらええ〜exclamation×2exclamation×2  

 そうそう今年はうるう年、29日があるのです。

 1日得した、1日損した、あなたはどちらに感じますか?

 

 2月14日のバレンタインデー。日本では女性から好きな男性に愛を告白する日

 とされていますが、その由来は古代ローマにあります。

 3世紀、古代ローマ皇帝クラウディウスU世は、強兵策の一環として若い兵士の

 結婚を禁じました。これに反発したキリスト教司祭バレンティノは、隠れて多く

 の兵士を結婚させていましたが、皇帝の怒りを買い、殺されてしまいました。

 このバレンティノが殉教した日が聖バレンティノの日として、愛の記念日になった

 と言われているのです。女性が男性に贈り物を添えて告白するのは日本独自の習慣で、

 男性から女性にカードや花束を贈るのが世界的な共通観なのだそうです。

 

今年の2月14日には? ということで、相生市立図書館では

 「恋愛小説」特集をしています。

 純愛小説からドロドロなもの、古典名作から

 流行りのものまでそろえています。

 この機会に見逃していたものや、ちょっと気に

 なっていたものを読んで、ドキドキ胸キュンして

 みませんかexclamation&question

 

 チョコレートに本を添えて贈るのも素敵ですね揺れるハート

 

 

参考資料『日本を楽しむ年中行事』(三越 著/かんき出版/386)

      『きょうはなんの日?』(次山信男 監修/小川洋・高田勝弘 文/ポプラ社/20)

あれから25年(R2.1.15更新)

 今回の担当は・・・ラムです。

 

 1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災から、

 今年で25年が経ちます。当時の記憶がない私は、神戸の街並みを見るたび

 「本当にここであの大きな震災が起きたのか」と思ってしまいます。

 それほどまでに復興した神戸。

 しかし、その裏側には、多くの人々の苦労や想いがあったでしょう…。

 

 阪神・淡路大震災のときには、ボランティア活動が活発に行われ、

 1995年は日本の「ボランティア元年」と言われます。

 震災のことについて調べていると、1月17日は「防災とボランティアの日」でありながら、

 「おむすびの日」でもあるとのこと。なぜ、おむすび?🍙

 これにもボランティアが関係していました。

 震災の時に、ボランティアによるおむすびの炊き出しが人々を大いに助けたことから、

 いつまでもその善意を忘れないために制定されたそうです。

 ごはんのおむすびだけでなく、人と人との心を「むすぶ」という意味も

 込められているということです。

 

 

 あれから25年相生市立図書館では、阪神・淡路大震災の

 様子が分かる資料を集めています。

 あの日の記憶と教訓を忘れないために…。

 ぜひ手に取ってみてください。

 令和2年も、みなさんと本を「むすぶ」ことが

 できますように。

 

 

 

参考資料:『すぐに役立つ366日記念日事典

     (加瀬清志 著/日本記念日協会 編/創元社/386)

 

 

1年の始まり(R2.1.4更新)

今回の担当は・・・スピカです。

 

新年明けましておめでとうございます。

20200104・児童室壁面

 

今年の干支は“子”🐭

 

小さくて、かわいい生き物。そばにいる、いなくなっては困る存在として、

ねずみは古くから親しまれ、『ねずみじょうど』『ねずみのよめいり』

『ねずみのすもう』など、多くの昔話に登場します。

 

“ねずみ”と聞いて、図書館員としてやっぱり外せないのは・・・

 

  何をつくろう?

  どうやって大きなたまごをうちに持って帰ろう?

  おなべを持ってきて、ここでカステラを焼こう!

  いいにおいにつられて、森じゅうのどうぶつがあつまってきました。

  ごちそうするから、まっていて。

 

ぐりとぐら オレンジ色の愛らしい野ねずみの『ぐりとぐら』

 半世紀にわたって読みつがれている名作です。

 私も子どものころ繰り返し読んでもらいました。

ぐりとぐらのリズミカルな掛け合いが愉快で楽しく、最後は森のみんなで

カステラを分け合って食べる…今でも読むたび幸せな気分になります。

 

『ぐりとぐら』は、作者の中川李枝子さんが保育士だったころ、

子どもたちが喜んだ『ちびくろ・さんぼ』に出てくるホットケーキより上等なものを、

とびっきりのカステラが出てくるお話を作ろう!と思いついたのが始まりだったとか。

保育園での日々の喜び、驚き、不満や願いすべてが、作品のもとになったと

自身の著書で述べておられました。(『ママ、もっと自信をもって』

 

そして、いわむらかずおさんの『14ひきのねずみ』や、

なかえよしをさんの『ねずみくん』など人気シリーズもぴかぴか(新しい)

他にもあれやこれや・・・挙げればキリがないほど、ねずみが主人公のお話があります。

 

 

児童室の季節の本の棚にもねずみの絵本を集めて置いていますので、

この機会にぜひ、チュ〜目してみてくださいるんるん

 

そういえば・・・

『おおきなかぶ』でも最後にねずみが登場して、やっとこさカブをぬくことができましたね。

小さいけれど、小さいからこそ🐭、魅力的に感じるのでしょうかわーい(嬉しい顔)

 

本年もたくさんの出会いがありますように。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

≪ブックオブザイヤー特集≫

窓口スタッフが2019年に出会ったとっておきの一冊をご紹介しますexclamation

カウンター前で開催していますので、ぜひご覧くださいるんるん

20200104・ブックオブザイヤー

もうすぐたのしいクリスマス☆(R1.12.14更新)

 担当は・・・ピピです。

 

 グッと冷え込んできた12月。街にはクリスマスの気配が漂っていますね。

 もちろん図書館にも。児童室にはクリスマスツリークリスマス

 そして、クリスマスの絵本を集めています。

 一般室には、小さなサンタさんがいますよ。

 今年はどんなプレゼントプレゼントがもらえるかなexclamation&question楽しみるんるん

 

 もうすぐたのしいクリスマス@もうすぐたのしいクリスマスAもうすぐたのしいクリスマスC

 

 そんなウキウキ、ワクワクなクリスマスですが…

 『世界一おもしろいお祭りの本』

 (ロブ フラワーズ・著/北川玲・訳/八木百合子・監訳/創元社/38)

 という本に、こんなものを見つけました。

 

 それは…「クリスマスの悪魔祭り」

 「悪魔」だってexclamation&questionなんだか、おそろしい響きですね。

 クランプスというヤギの姿をした悪魔が、悪い子に罰を与えるそうです。

 木の枝を束ねたもので叩いたり、子どもをかごに入れて連れ去り

 食べてしまうこともあるのだとか。

 クランプスの夜に男たちが動物の毛皮をまとい、動物の角をつけた

 木彫りの仮面をつけて練り歩くお祭りだそうです。

 その格好が写真で掲載されているのですが、クリスマスの楽しい雰囲気から

 かけ離れたおそろしい格好なんですexclamation

 気になる方は実際に本を手に取ってご覧ください。

 クランプスに叩かれないように、良い子でいようっと。

 もうすぐたのしいクリスマスB          

 クリスマスが終わったら、

 次は昔なつかしい遊びをしませんか?

 児童室・本の木では「むかしのあそび」

 を特集しています。

 お正月に向けて家族みんなで、たこあげ、

 こままわし等いかがでしょうか?

年末にこそ、この特集(R1.12.1更新)

 担当は・・・たまえです。

 

 元号が『令和』に変わり、半年が過ぎました。

 最初は、聞き慣れず言い慣れず、何だか照れくさいような気がしていたのですが、

 いつの間にかしっくり馴染んできた今日この頃。

 令和元年も、あとひと月を残すところとなりました。

  

20191201・年末にこそ、この特集             

 

 図書館カウンター側の特集コーナー、

 今回のテーマは、『暮らしを整える』です。

 『整える』という言葉には、

 「乱れているものを秩序づける。きちんとした形にする。

 整頓する。」という意味があるそうです。(広辞苑第七版)

 暮らしを整えると、心も整う。

 心が整うと…体も整うのではないかしら?

 

 

 

 

 

 また、『ととのえる』は、『調える』とも書きます。

 広辞苑第七版によると、

 「『調』は、必要なものを不足なく揃える、物事をうまくまとめる場合、

 『整』は、乱れたところがないようにきちんとする場合に使う。」と、あります。

 そういうことなら、いい具合にまとめる感じで『暮らしを調える』の方が、ハードルは低そうです。

 

 それでは何から始める?まとまった時間を取ることはできないけれど…

 少しずつ、小さなことから、できることから始めてみますか!?

 しかも、自分が続けられるやり方でexclamation

 テーマに沿って集めた本には、「時間を区切って15分間だけ、まずは引き出しひとつから片づける。」

 などと、実践的なアドバイスやヒントが満載。

 ただ今、絶賛貸出中ですexclamation×2

 

 あわただしく過ぎていく時間。気づけば一日が終わっています。

 

 一年なんて、アッと言う間。

 「それをやって、これをやって、あれもせなあかん」と思っていては、

 義務感しか感じられません。

 どうせやるなら楽しみましょうか〜わーい(嬉しい顔)

 好きな音楽をかけながら、アロマの香りを楽しみながら、身の回りのお片付け。

 楽しみながら続けられるなら、明日がよりよい一日になりそうな気がしますかわいい

犬たちと過ごし癒された時間(R1.11.15更新)

 今回の担当は・・・みっちょんです。 

 

 11月4日(月)に第3回「犬といっしょに本を読もう!」を開催しました。

 犬への読み聞かせ体験に参加する9人の子どもたちとご家族の方と一緒に、

 私も担当として参加させていただきました。

 実は、私は犬に対してとても恐怖心が強く、犬に触れることや近寄ることが苦手でした。

 これは小さい頃の体験や見聞きしたことからだと思います。

 「犬 ちゃん可愛い 黒ハート」という感情がありませんでした。

 

 そんな私が、昨年10月、この「犬といっしょに本を読もう!」の行事を立ち上げる

 きっかけになった「盲導犬が図書館に来たら?」という研修で、犬の傍に座り、

   絵本の読み聞かせ体験をしたのです。時間にすれば5〜6分でしょうか。ドキドキ、バクバク…

  「噛まれないかな?」「怖いな〜」と体がこわばるのが自分でもわかりました。

 でも、読み聞かせができたんでするんるん犬とハンドラーさんのおかげでした。

 犬はとても賢く、穏やかで、ハンドラーさんは「大丈夫、大丈夫」と声をかけてくださいました。

 犬も「大丈夫だよ 」という顔で見てくれているようでした。

 初めての経験で「 犬ちゃん可愛いなぁ」と初めて少し思えました。

 今回この行事に参加して、あの時癒された時間をまた思い出しました。

 

 さて、今回の様子をご報告します。兵庫県動物愛護センター龍野支所の職員の方から、

 犬とのかかわり方のお話をお聞きし、3グループに分かれて読み聞かせが始まりました。

 

 今回参加してくれた 犬ちゃんたちです。

 20191115・シーナちゃん20191115・ボスちゃん20191115・ロッキーちゃん20191115・スグリちゃん

   シーナちゃん     ボスちゃん    ロッキーちゃん            スグリちゃん

 

 「 犬ちゃん大好き揺れるハート 」「始めはドキドキ あせあせ(飛び散る汗)」「犬苦手だなぁふらふら

 いろんな子どもたちがいましたが、ご家族の方と一緒に犬との時間を楽しんでくれたようです。

 

 20191115・聴診器読み聞かせのあとで、聴診器で犬の心臓の音を聞かせてもらいました。

 どういう音だったんでしょうか?とても貴重な体験だったことと思います。

 「普通の犬と今回来てくれた犬との違いはありますか?」の質問には、

 「しっかり講習を受けて、試験を受け合格した犬です。

  病院や学校にも行っています。」

 とのこと。

  

 

 ↑NPO法人ペッツ・フォー・ライフ・ジャパンのハンドラーさんとスグリちゃんです黒ハート

 

 そんな賢い犬たちと別れを惜しみながら行事は終了しました。

 最後に私も「よしよしヾ(・ω・*)」と少し触れました…が、

 まだまだハグまではできませんでした。頑張りますぴかぴか(新しい)

 多数のご参加ありがとうございました。

やってきました!秋の読書週間(R1.10.31更新)

担当は、フェリスです。

 

が深まってきましたね。10月27日(日)から11月9日(土)は秋の読書週間です。相生市立図書館でも色々な展示やイベントを企画していますので、ご紹介します。

 

まずは、入口を入って左側。さわやかな季節にぜひ挑戦してみたい「自転車」の本を集めました。題して「GO!サイクリング」11月1日(金)から11月15日(金)まで展示しています。(貸出もできますexclamation

 20191031・GOサイクリング

 

一般室を進んでいくと本の福袋」コーナーがあります。前回の「書架のすきま」でもご紹介したように、スタッフがをこめて一袋ずつ準備しました。30袋限定で、なくなり次第終了ですので、お早目にどうぞ。

20191031・本の福袋一般

 

児童室へ行ってみましょう。本の木が出迎えてくれます。11月は「斉藤隆介さんの木」です。木が斉藤さんの代表作『モチモチの木』になっていますのでぜひご覧くださいね黒ハート

20191031・斉藤隆介特集20191031・モチモチの木

 

その隣には、児童書の「本の福袋」です。こちらは限定50袋。意外な組み合わせの2冊、今まで手に取ったことがない、いつもとちょっと違った本との出会いがありますように。

20191031・本の福袋児童

 

さて、最後は11月4日(月)開催予定の「犬といっしょに本を読もう!」です。春の読書週間、夏休みに続いて3回目の開催です。次回の「書架のすきま」でくわしくレポートする予定ですのでお楽しみにexclamation×2

20191031・ポスター

 

その時、その本(R1.10.16更新)

 今回の担当は・・・すみれです。

 

 写真家であり、探検家でもある星野道夫さんは、

 著書の中にこんな言葉を残している。

 

 20191016・旅をする木人生はからくりに満ちている。日々の暮らしの中で、

 無数の人々とすれ違いながら、私たちは出会うことがない。

 その根源的な悲しみは、言いかえれば、

 人と人とが出会う限りない不思議さに通じている。 

 

 『旅をする木』(星野道夫//文藝春秋//914-ホ p.145)

 

 私は思う。

 読書はからくりに満ちている。日々の暮らしの中で、

 人は無数の本に囲まれながら、ページをめくらなければ

 心を動かされることはない。その根源的な悲しみは、

 言いかえれば、人と本とが出会う限りない不思議さに通じている。

 

 20191016・人生論ノート『人生論ノート』(三木清//青竜社//121)という本を

 読み返していた時のこと。おや?と不思議に思った。

 本の印象が最初に読んだ時と違っていたのである。

 というより、印象に残っていたところ以外はうろ覚えで、

 こんなこと書いてあったっけ?と思う箇所がたくさんあったのだ。

 そしてさらに、その「覚えていなかったところ」に、

 心にしみる言葉が書かれていた。

 読み進めるうち、当時の自分が抱えていた悩みに関係する部分のみ、

 真剣に読んでいたのだと気が付いた。

 そうか、あの頃こんな事で悩んでいたなぁ…、と過去の感情も一緒に思い出した。

 そして数年後、また同じ本を開けば、今の自分にとって助言になるような文章に、

 ピントを合わせて読んでいたのだ。自分勝手なものである。

 

 本が好き、本屋が好き、図書館が好き…。

 そういった方は共感してくださるのでは、と思うのだが、

 ふと何気なく手に取った本に、自分が求めている言葉が書かれていた、

 という経験がないだろうか。

 もしかしたら、「ふと何気なく」ではなく、書名や装丁、

 もしくは図書館や古本屋さんなら、その本のくたびれ具合から発せられる

 何かしらのメッセージを、無意識のうちに受けとっているのかもしれない。

 そうして出会ったその本は、恩師のように、パートナーのように、

 その後大切な存在となるのである。

 

 …え?本とそんな出会いをしたことがない、って?

 お任せください。その出会い、図書館が用意いたします。

 

 10月27日(日)から11月9日(土)は読書週間!

 今年も「本の福袋」を開催します。

 

 期間・・・10/27(日)10:00〜なくなり次第終了

 数量・・・子ども用50袋 大人用30袋

 内容・・・中身がわからないよう袋に詰めた本を2冊セットで貸出します。

 

 それぞれの袋にはテーマが書いてあります。

 普段、自分ではあまり手に取らない作家さんやジャンルの本と

 出会うかもしれません。

 手に取られる方の、お気に入りの一冊になりますようにと願いを込めて、

 ただいま準備中です。

 福袋@福袋A

栞の道しるべ(R1.10.1更新)

 今回の担当は・・・まるこです。

 

 第73回「読書週間」(10月27日〜11月9日)標語

 「おかえり、栞の場所で待ってるよ」

 

 この標語について、公益社団法人 読書推進運動協議会のホームページに、

 入選した水口真優子さんの言葉が書いてありました。

 

 「〈作者の言葉〉

 日々の時間と環境は、時には私を置いて行ってしまうほど

 早く過ぎ去ってしまうときもあるけれど、ほっと開いた本の世界は、

 私の帰りを待ってから進んでくれる・・・一人暮らしをはじめて、

 昔以上に本が好きになりました。」

 

  なるほど・・・忙しい中での読書、読んだところまで栞を挟み、

 次に読む時にそこを開くと、前回に開いた時の本の世界とすぐにつながります。

 

  そう思った時、ある物語を思い出しました。

 朱川湊人さんの『かたみ歌』(新潮文庫)に収録されている「栞の恋」。

 昭和42年9月、東京の下町にある昔ながらのアカシア商店街。

 飲み物をあちこちに配達する仕事をしている23歳の邦子は、時々見かける

 男性に憧れ、その男性が時々立ち読みしている古本屋に入っていきます。

 その男性が読んでいた本を棚から取り出すと、そこには、イニシャルが

 書いてある栞のような紙が挟まっていて、その男性の栞だと思い込んだ邦子は、

 彼にメッセージを書いた紙を挟みます。

 すると次に本を開いた時、返事の栞が挟まっていて、しばらく栞の文通が続きます。

 ところが、ある日邦子のお店に来たその男性は、栞のやり取りの雰囲気とは

 まるで違っていて、イニシャルも合わない・・。古本屋に行った邦子は、

 本屋の店主から意外な事実を知らされます。

 昭和19年戦時中の特攻隊の青年と邦子のメッセージが時空を超えて交差します。

 かなりネタバレをしてしまいましたが、まだ秘密があります。

 良かったら読んでみてください。

 

  益田ミリさんの新刊『かわいい見聞録』(集英社)にも栞のことが書いてありました。

 

 『語源大辞典』では、しおりは「もとはシオル(枝折る)から。

 木の枝(し)を折り、道しるべとした」。

 『平凡社 大百科事典』では「読みさしの本に挟んでおく栞もまた

 帰路の道しるべの一種である。ただしそれは、読者が読みさしの本に

 帰るときの道しるべである」。

 (益田ミリ/著 『かわいい見聞録』集英社より)  

 

栞イラスト   図書館にはこれらの辞典・事典がないので直接

     読むことはできませんが、なんてロマンチックぴかぴか(新しい)

     な表現でしょうか。

   そういえば、ヘンゼルとグレーテルにも、

                               枝を折って道しるべにする本があったっけ…。

 

 栞がないと、「あれ?どこまで読んだっけ?」と、捜すことも度々です。

 製本の専門用語では、本に直接ついている平織の紐の栞を「スピン」と言います。

 単行本にはだいたい付いていますが、文庫では付いていないのが殆どです。

 でも、新潮文庫にはついているんだexclamationと気が付いた時、ちょっと嬉しく思いました。

 いろいろな人が貸出される図書館の本だからこそ、たくさんの人の道しるべになってきた栞。

 これからもみなさんの楽しい、幸福な道しるべとなりますように。