読書の秋(R.2.11.1更新)

今回の担当は・・・た行です。

 

 だんだんと肌寒くなってきましたが、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか。

10年以上カメラを趣味にしている私は、例年なら絶景を求めて西へ東へ旅に出ているところですが…

今年はなかなかそうもいきません。

でも出かけられない分、本を読む時間はたくさんあります。

これはチャンスと思い、自分の読みたい本だけではなく、利用者さんやスタッフに聞いた

おすすめ本にも目を通しています。実際に見る景色も良いけれど、想像の景色も素晴らしい。

いろいろな本がありますが、読むことで興味の幅は確実に広がっていきます。

とても有意義で幸せなことだなあと感じる今日この頃です。

 

 さて、毎年秋になると市内の小学生が図書館見学に来てくれます。

10月は3校の1、2年生が見学に来てくれました。

子どもたちが楽しそうに見学する様子を見ているとこちらも楽しくなります。

図書館見学は基本的に、オリエンテーション館内見学ツアー読書の時間という流れになっているのですが、

今回は2校から「絵本の読み聞かせをしてほしい」という要望をいただきました。

子どもたちに本を楽しんでもらえる良い機会なので大歓迎です。ぴかぴか(新しい)

今回図書館スタッフが選んだ絵本は以下の4冊。

 

かわいいおまたせクッキー』パット・ハッチンス 作//偕成社//P-ハ

おかあさんが焼いたクッキーをビクトリアとサムで6つずつ食べようとしたとき、玄関のベルがなります。

トムとハナがやってきて、クッキーはひとり3つずつに。

食べようとしたらまた玄関のベルがなって…という繰り返しのお話。

 

かわいい三びきのやぎのがらがらどん』マーシャ・ブラウン 絵 / せたていじ 訳//福音館書店//P

三匹のやぎのがらがらどんは、草を食べて太ろうと山へ向かう途中、おそろしいトロルにであいます。

橋を渡るため、がらがらどんはトロルに立ち向かいます。ノルウェーの昔話。

 

かわいいよかったねネッドくん』レミー・チャーリップ 作//偕成社//P-シ

びっくりパーティに招待されたネッドくんですが、パーティに向かう途中で

いろいろな不運と幸運が次々に降りかかります。

いいこと悪いことが交互に起こる楽しいお話。

 

かわいいアレクサンダとぜんまいねずみ』レオ・レオニ 作//好学社//P-レ

ねずみのアレクサンダは、子どもたちに可愛がられているぜんまいねずみのウイリーをうらやましく思い、

まほうのとかげに頼んで自分もぜんまいねずみにしてもらおうとします。

2匹のねずみの友情のお話。

 

 短い時間でしたが、子どもたちにとても喜んでもらえました。

スタッフにとっても、子どもたちの楽しみや喜びを実感できる素敵なひとときでした。

子どもは人に本を読んでもらうことで、その本の新しい発見や楽しみを見つけることができるそうです。

ぜひご家庭でも、子どもへの読み聞かせをやってみていただけたらいいなと思います。

 

 もし本のことで悩まれたら、図書館スタッフに声をかけてみてくださいね。

子どもの本でも大人の本でも相談に乗りますので、お気軽にどうぞ。るんるん

 

本の旅、本で旅(R2.10.1更新)

今回の担当は・・・ともぞうです。

 

今年もやってきました!10月27日(火)〜11月9日(月)は「第74回読書週間」です。晴れ

読書週間とは読書の普及をはかるために設定された期間のことで、読書推進運動協議会が

主催しています。その公式ホームページに、2020年読書週間のポスター制作者、

なかいかおりさんのコメントが載っていました。

 

「(コメント)思うように旅ができない世の中になってしまいました。

本は、未知なる場所へ連れていってくれる、いちばん身近な移動手段かもしれません。

今年もいつもと変わらず、素敵な本との出会いがありますように。」

 

そこで、相生市立図書館恒例の「本の福袋」をご利用されてはいかがでしょうか。ひらめき

本の福袋とは、テーマに沿った本を2冊セットにしたもののことで、

なかに何が入っているかは開けるまでのお楽しみ。

みなさんに新たな本との出会いがありますようにと、毎年スタッフたちは

どの本とどの本を組み合わせたらいいかと趣向を凝らし、テーマと本を選んでいます。

普段手に取らないような本や、お気に入りの一冊とも出会えることを願っています。

出会えた際にはぜひ教えてくださいね。^^

開催日は10月27日(火)からで、今回は一般書20袋・児童書(絵本)50袋ご用意しています。

なくなり次第終了となりますのでお早めにご利用ください。

さぁ、何を入れようかな〜るんるん

 

また、小説特集コーナーではトーベ・ヤンソンの作品を集めています。

じつは今年、2020年は「ムーミン誕生75周年」なのです。

ムーミントロールの最初の作品をご存知でしょうか?はじまりは1945年に発表された小説、

『小さなトロールと大きな洪水』です。

本を開いてみると今私たちになじみのあるムーミンの姿はありません。

ムーミンママはエプロンを付けていないし、ムーミンパパはシルクハットをかぶっていません。

そして何より驚いたのが、ニョロニョロに二本の足が生えていたことですexclamation×2

相生市立図書館にありますので、気になった方はぜひご自身で確かめてみてください。ぴかぴか(新しい)

 

この『小さなトロールと大きな洪水』が発表されたのは第二次世界大戦終戦の年。

50ページにも満たない小冊子として、ヘルシンキとストックホルムの駅の売店にならびました。

発行部数はわずかで、さらに初版で絶版となり1991年まで再版されなかったため、

ファンの間では「幻の作品」でした。なぜそこまで長い間再版されなかったかというと、

当の作者本人が「出来が良くない」と渋っていたからだそうです。あせあせ(飛び散る汗)

 

作者のトーベ・ヤンソンはフィンランドの首都、ヘルシンキ出身の国民的な画家・芸術家ですが、

遠く離れた日本でもムーミンを知らない人はいないのではないでしょうか?

しかし、そのなかで原作を読んだことのある人は、そう多くないかと思います。

恥ずかしながら私もつい最近初めて原作を読んでみて、いろいろな発見がありました。

 

みなさんもこの機会にキャラクターとして街中で見かけるムーミン谷の住人たちとは

ちょっと違った、幻想的な原作の世界に浸ってみるのもいいかもしれません。

フィンランドの壮大な自然や、伝統、独特な空気感を感じることができますよ。

コロナ禍の今、図書館の本や福袋を利用し、物語の世界で旅を楽しんでみて下さい。るんるん

 

〈参考図書〉

『ムーミンを読む』富原眞弓/著 講談社/ 949

『ムーミン童話全集 別巻 ちいさなトロールと大きな洪水』トーベ・ヤンソン/作 講談社/ 94ーヤ

ささやかな夏の思い出になれば・・・(R2.9.1更新)

今回の担当は・・・きっぺいです。

 

今年は例年と全く違う夏休みでしたね。

休みがあった人も、外に出かけるのは躊躇されたのではないでしょうか。

春先からの影響がこんなにも長引くとは私自身全く予想していませんでした。

 

あいさつはこのへんにして、本題へ

 

相生市立図書館では、この夏3つの行事を開催しました。

 

まず一つ目は「おばけライブラリー」その名も「逢魔ヶ時の図書館へようこそ」

どんな行事だったかというと・・・

7月25日(土)18時半より、小学校高学年から中学生を対象として、

こわいおはなしの朗読と絵本の読み聞かせを行いました。

そして、こわいおはなしを楽しんでもらったあとは、

普段はスタッフしか入れない地下通路を通ってお帰りいただきました。

初開催の行事で至らない点もあったとは思いますが、
少しでも子どもたちが楽しい(こわい?)ひと時を過ごせたのであれば、うれしいかぎりです。かわいい

 ささやかな夏の思い出 おばけ@ささやかな夏の思い出 おばけA

 

 

 

つづいて、8月8日(土)から8月16日(日)までの8日間に、小学校4〜 6年生を対象とした

一日図書館員体験を実施しました。

座学から始まり、館内ツアー、カウンターでの貸出返却、レファレンスの疑似体験など、

2時間という短い時間ではありましたが、図書館の仕事を体験してもらいました。

貸出返却カウンターでは利用者の皆様にも温かく見守っていただきました。

ご協力ありがとうございました。

 ささやかな夏の思い出 図書館員@ささやかな夏の思い出 図書館員 Aささやかな夏の思い出 図書館員Bささやかな夏の思い出 図書館員C

 

 

 

最後に開催したのは「夏のおわりの工作会」です。

小学生を対象にしたもので、8月30日(日)の午前と午後に1回ずつ行いました。

何を作ったのかというと・・・これです↓↓↓

ささやかな夏の思い出 工作@ささやかな夏の思い出 工作A

 

中に入れるものは、各自好きなものを選んでもらいました。

スタッフも事前に試作してみたのですが、びんの中にうまく配置するのがなかなか難しい。

当日は、スタッフの方がうまくできるかと緊張していましたが、

参加してくれた子どもたちは全員、時間内に無事完成させてくれました。

それぞれに個性豊かな作品ができあがり、その出来栄えに満足してくれている様子でした。

ささやかな夏の思い出 工作Bささやかな夏の思い出 工作ささやかな夏の思い出 工作D

 

人数を制限したり、時間を短くしたりと何かと制約の多い中での行事開催となりましたが、

参加してくれた子どもたちにとって、少しでも夏の思い出になればと願っています。

上記の3つの行事は来年も引き続き開催を予定しているので、

今回参加できなかった皆様、来年はぜひご参加をお待ちしています。ぴかぴか(新しい)

Pop up summer days(R2.8.1更新)

 今回の担当は・・・酢豚のパインです。

 

あなたには、季節が巡る度に読んでしまう本がありますか?

 

 空の青は深く、草や葉の緑はより濃く、鮮やかな花に彩られた原色の季節。

すべてのものが輝いて見えるこの時期が来ると、私にはいくつか読み返したくなる本があります。

本は一度読めば十分だ、同じものをまた読むなら違う本を手に取るほうがいい。

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でも読み返す度に新たな発見をしたり、違う見方ができるようになっていたり、

読み返すことによって感じ方の変化がわかり自分が成長していることを実感できて面白いんです。るんるん

というわけで今回は、私が毎年夏に読み返している本について語ってみたいと思います。かわいい

 

 

 まずは『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』(斉藤惇夫 作//岩波書店// 91-サ)です。

私が小学校高学年の時から人生で一番繰り返して読んでいる本だと思います。

アニメや劇になっているので知っている方も多いのではないでしょうか。

ネズミたちが恐ろしいイタチの一族と戦う話です。

 

 負ければ全滅、でも敵は強く到底勝ち目のない相手。

逃げる場所はなく、仲間が増えるにつれて足りなくなっていく水と食料。

それに「重要な者が3匹死ぬ」という占いのゆくえ……。

絶望的としか思えない状況の中で、それでも最後まで戦い抜こうとする姿に

とても勇気をもらえます。ネズミたちは何度もピンチに陥りますが、

奇跡に頼るのではなく仲間の知恵や特技で切り抜けていくところも大好きな理由です。

なぜコミュニティには多様な個性が必要なのか、この本を読むと自然と理解できる気がしました。

 

 ではどうして夏にこの本が読みたくなるかというと、

設定が夏なのはもちろん、ある場面がとても胸に残っているからです。

それは主人公のガンバが初めて海を見るシーン。

ドブネズミのガンバは初めて広い世界を目の当たりにして言葉を失います。

それまでほとんど成り行きと意地で行動していたガンバが、本当の意味で

冒険を始めたターニングポイントはこの瞬間かもしれないと思うくらい印象的でした。

何度読んでもこのシーンがくる度に自分もガンバになった気分で感動してしまいます。

 

 堅苦しい理屈を抜きにしても見どころはたくさん。

登場人物がみんな個性的で、仲間はもちろん、敵の大将であるノロイもとても魅力的です。

美しく優雅で圧倒的なカリスマ性も兼ね備えている、まさに理想の敵(?)。

まさかここで!という場面で意外なキャラが活躍したりもします。

そんな多彩な登場人物の中、誰が一番好きかを考えるだけでも楽しいですよexclamationわーい(嬉しい顔)

 

 子どもから大人まで誰にでもお勧めできる名作なので、

読んだことがないという方にはぜひ一度手に取ってもらいたいです。ひらめき

 

 

 次は『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治 作//岩波書店//91-ミ)です。

紹介するまでもなく短い夏の夜に読みたくなる定番中の定番ですね。

星まつりの夜、孤独な少年ジョバンニとその友人カムパネルラが銀河鉄道に乗り込み、

不思議な旅をする……。誰もが一度は憧れる話なのではないでしょうか。

 

 私はどうにも寝付けず、でも何かをする気にもなれない、

そんな夜中についつい手に取ってしまいます。

夏は強烈な太陽の光やセミの大合唱が目にも耳にもうるさく、

イベントなどの多さで人もにぎわう季節。

だからでしょうか。夜になってもどこか落ち着けない気分で、

休みたいようなどこか遠くへ旅に出たいような、はっきりとしない心地になることがあります。

そんな時にこの本を開くと、自分も主人公ジョバンニたちの乗る銀河鉄道に乗っている気に

なれるのです。日常全ての出来事から解き放たれたような浮遊感で、

現実と夢の狭間をなんとなく漂い続ける……。

結末は祭りの後のように物悲しいのですが、どこか人を癒すような静謐さとやさしさに満たされています。

物語全体から感じる優しい視線も魅力なのでしょう。

「本当の幸い」について考えながら、ぼんやりと夜が明けるのを待つのは特別な時間のように感じました。

 

人物の名前や世界観は独特で、異国の音のように響くのにそれでいてとても身近に感じられる。

何となく不思議なこの言葉選びはさすが宮沢賢治だと思います。

 

 

 そして『銀河鉄道の夜』を読んだ後に一緒に読みたくなるのが

『ときめく星空図鑑』 (永田美絵、廣瀬匠 解説・山と渓谷社 編//山と渓谷社//443)

『銀河鉄道の夜』に出てきた星座を探すのも楽しいですし、

天文学のルーツや歴史も載っているので星空に興味がある人の入門書としてもピッタリです。

実際に望遠鏡で白鳥座のくちばしにあたる二重星、アルビレオを見ることができたときは

本当に感動しました。ぴかぴか(新しい)

 

 

 いかがでしょうか。みなさんは「そういえばあの本……」と読み返したくなった本はありますか? 

もしないという方も、読み返したくなるような本との出会い、図書館に探しに来てみませんか?かわいい

 

最近のランドセルはカラフルで良いですね!(R2.7.1更新)

 今回の担当は・・・すみれです。

 

 相生市立図書館には、毎月たくさん新しい本が入ってきます。

本の出版や流通には流行があります。

今年の3月には早くもコロナウイルスについての本が出版されていたり、

過去に出版された疫病の本が再び売り上げ部数を伸ばしていたりと、

人が読みたい、知りたい、と思う本は時勢を映しているようにも思います。

 

 さて、そんな本の流行について。

数年前から児童書で取り上げられるようになったテーマのひとつにLGBTがあります。

レズビアン(女性の同性愛者)ゲイ(男性の同性愛者)

バイセクシャル(両性愛者)トランスジェンダー(性同一性障害)

それぞれの頭文字をとった性的少数者(セクシャルマイノリティ)を表す言葉です。

最近はLGBTにひとつ付け加え「LGBTQと言われることも。

Qはクエスチョニング(性自認や性的指向を模索中の人)、

またはクィア(規範的異性愛以外のあらゆるセクシャリティ)を表すそうです。

えっ?子ども向けにセクシャルマイノリティの本…?

とドキっとする方もいらっしゃるかもしれませんが、少し本の紹介を…。

 

 

かわいい『王さまと王さま』

リンダ・ハーン、スターン・ナイランド 絵・文//ポット出版プラス//P

山の上のお城には、歳をとった女王様と王子様が住んでいました。

女王様はいつまでも結婚しない王子様に、結婚して王様になるようお説教をします。

女王様の剣幕に押され、お見合いすることを決めた王子様ですが、

「今までどんなお姫様も好きになったことないんだけどな…」と困惑気味。

女王様は世界中のお姫様を城に集め、お見合い大作戦が始まります。

オペラが得意なお姫様、マジックができるお姫様、とっても背が高いお姫様…。

たくさんのお姫様たちと話しますが、王子様は「しっくり」きません。

しかし、あるお姫様のお兄さんを見たとき、初めて胸がときめいたのです。

「なんてすてきな王子さま!」。

好きな人と巡り会えた瞬間の王子様の表情に、読み手も嬉しくなります。

 

 

『マチルダとふたりのパパ』『ふたりママの家で』は同性カップルの両親を持つ家族の話。

 

かわいい『マチルダとふたりのパパ』

メル・エリオット 作//岩崎書店//P-エ

主人公のパーチは仲良しのマチルダにディナーに誘われます。

マチルダの家はママがおらず、パパが二人います。それってどんな感じだろう?

うちとどう違うんだろう?パーチはわくわくしながら出かけます。

おうちに帰ってきたパーチは両親から、マチルダの家はうちとなにか違った?と聞かれます。

「ぜーんぜん、ちがわない!うちとおんなじだった!」って、ちょっと拍子抜けしたみたいなパーチ。

パパとママでも、パパとパパでも、家族に変わりはないんだねと、素直な反応がとても素敵です。

 

かわいい『ふたりママの家で』

パトリシア・ポラッコ 絵・文//サウザンブックス社//P-ポ

太っちょとのっぽの二人のママ、養子の子どもたち、私、妹、弟の5人家族の最高に楽しい日常。

しかしそこにはママたちをよく思わないご近所さんも登場します。

多様な人種が生活するアメリカの小さな町で、当たり前の権利や幸せを求めて生きる人々を描きます。

 

 

かわいい『くまのトーマスはおんなのこ』

ジェシカ・ウォルトン 作 ドゥーガル・マクファーソン 絵//ポット出版プラス//P-ウ

ぬいぐるみのくま、トーマスは男の子でいることがとっても辛い。

仲良しの少年エロールに元気がないと心配されて、勇気を出して打ち明けます。

「こころのなかではいつもわかっていたの。じぶんはおとこのこじゃなくて おんなのこのくまだって。」

「わたしはじぶんらしくいたいの。」

「なまえも トーマスじゃなくて ティリーがいいっておもってた。」と。

エロールは「だいじなのは きみが ぼくの ともだちってことさ。」と受けとめてくれました。

胸についていた蝶ネクタイを、リボンのように頭に付けて、トーマスはティリーになったのでした。

 

 

 これらの絵本を読んだ時、心が穏やかになるような安心感がありました。

そしてある本の一文を思い出したのです。

それは益田ミリさんの『ちょっとそこまでひとり旅 だれかと旅』

八丈島へ出かけた著者は植物園で光るきのこを見学します。著者はその感動をこんな風に表します。

 

わたしは、「いろんな生き物がいるんだなぁ」と思う瞬間が、なぜかとてもすきなのだった。

なんだろう、それは、安心する気持ちに似ている。いろいろいていいんだ、という安心感かも?(*1)

 

どんな自分でもいい、という心強いメッセージに本の力を感じました。

気になった方は手に取ってみてください。

もちろん、読み聞かせにもおすすめですよ。るんるん

 

 

参考図書

(*1)『ちょっとそこまでひとり旅 だれかと旅』p.42 益田ミリ//幻冬舎//291 

『わたしらしく、LGBTQ @〜C』ロバート・ロディ、ローラ・ロス著//大月書店//36

 

 

 

 

相生市立図書館プチリニューアル(R2.6.1更新)

 

今回の担当は・・・フェリスです。

 

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月10日(金)から臨時休館していた相生市立図書館ですが、

5月21日(木)より制限付きではありますが再開しています。

 

40日もの間、私たちスタッフは何をしていたのかというと・・・

 

まず、5月の半ばに予定していた蔵書点検を終わらせ、

その後、スタッフの出勤人数をギリギリまで減らし、

ぴかぴか(新しい)館内のリニューアルぴかぴか(新しい)をしていました。

 

 

まずは児童室

紙芝居大型絵本の場所が変わりました。

シリーズの絵本も児童室の真ん中に特等席を

もらいましたよ(^^♪

 図書館プチリニューアル3図書館プチリニューアル7図書館プチリニューアル6

 

 

次に一般室、大人気の時代小説コーナー

これまで雑誌コーナーの上に置いてあったのですが手狭になってきたので、スペースを作りました。

館内に入ってまっすぐ進んだ一番奥の棚です。

これまで時代小説コーナーに置ききれなかった作家さんの本も一緒にしましたので、

まだ読んでいなかったシリーズに出会えるかもしれません!ひらめき

 

 図書館プチリニューアル2

 

 

ここは新たに設置された「あいおい情報コーナー」です。

兵庫県や相生市の広報誌情報誌郷土の作家の作品などを集めた相生(あいおい)について知る

コーナーです。

 図書館プチリニューアル

 

 

最後に玄関付近のパンフレットコーナーリサイクル図書コーナー

少し配置を変えて、なんだか明るくなった気がします。

 

 図書館プチリニューアル4図書館プチリニューアル5

 

 

この他に、図書の宅配サービス閉架書庫の整理郷土資料の整理などを行いました。るんるん

 

皆様にはご迷惑をおかけした臨時休館でしたが、これからの業務に向けて精いっぱい準備をしましたので、

これからも相生市立図書館をどんどんご活用ください。晴れ

 

 

 

 

 

城跡の中にある図書館(R2.5.1更新)

 今回の担当は・・・チベットスナギツネです。

 

  相生市立図書館は4月から新しいスタッフを迎え、新たな体制でスタートしました。ぴかぴか(新しい)

 市民の皆様にこれまで以上に利用していただける図書館をめざし努力していきます。

 

  さて、その相生市立図書館ですが、実は城跡の中に建っていることをご存じでしょうか? 

 『相生市史第四巻』によれば“那波浦城跡(なばうらじょうあと)”の中にあるようです。那波浦城がいつの時代に作られたのか、はっきりとは分かっていません。現在はテニスコート、中学校や図書館の造営のため、その面影をみることはできませんが、古写真から復元された縄張り図(図1)が『相生市史第四巻』に掲載されています。

  

  相生市は万葉集に

  「縄(なは)の浦(うら)に塩(しお)焼(や)く火(ほ)の気(け)、夕(ゆう)されば、行(い)きすぎかねて、山(やま)にたなびく※1

 と詠まれた那波(なば)の浦(うら)を擁(よう)する長い歴史を持つ土地で、その痕跡が数多く残されています。

 そんな相生市の歴史の魅力に触れられる本が図書館の郷土史コーナーにはたくさん所蔵されています。

 

  時には郷土史コーナーに足を運んでみてはいかがでしょうか? 

 郷土史の本をとおして、普段何気なく目にしている場所に秘められた歴史に触れることができるかもしれません。

 

※1 訳:縄(那波)の浦で塩を焼いている煙は、夕方になると過ぎ去りかねて、山にたなびいている。

 

 

<参考文献>

 『相生市史第四巻』 相生市史料編纂専門委員会 編/兵庫県相生市・相生市教育委員会 発行/p.819/309.2

 『万葉集(一)』 佐竹昭広 他 著/岩波書店 出版/p.246/911.1

 

那波浦城縄張り図150.jpg            城跡の中の図書館300.jpg    

図1 那波浦城縄張り図(推定)           図2 図書館遠景

新しいスタートが一日も早く始まりますように!(R2.4.1更新)

 今回の担当は・・・みっちょんです。

 

 4月はいろいろなスタートの始まりですね。

 入学、進級、就職、転勤等、気分を新たに新しい生活へと

 気持ちが前向きになるなのですが、今年は新型コロナ

 ウイルスの為、例年の春の様子とは違っていますね。

 

 しかし、自然が華やぐ春は確実に近づいています。

 車ででかけるとフロントガラスから見える山々には山桜

 つつじが咲き、河原には菜の花つくしよもぎを見つけ、

 「春が来た」とほっとした嬉しい気持ちになります。

 

 も少しずつ咲き始めました。

 毎年桜ソングがヒットし、老若男女誰もが桜の開花ニュースを

 楽しみにしているのではないでしょうか。

 相生市内にもたくさんの桜の名所がありますね。

 岩屋谷公園、墓地公園、中央公園はちょっとしたお出かけに

 最適ですよ。

 3月のお彼岸に久しぶりに岩屋谷公園の桜を孫たちと見に行きました。

 まだまだ固い蕾でしたが、もう2・3分咲きくらいになっているでしょうかグッド(上向き矢印)

 これから日々蕾がふくらんで例年のように美しい花を咲かせて

 くれるでしょう。

 

 図書館の『本の木』の満開の桜の元で、「図書館に親しむ」特集を

 しています。4月23日(木)は「子ども読書の日」です。

 なにか調べたいときは図書館へいけばわかる。でも具体的に

 どうすればいいのかな?というときにおすすめの1冊を紹介します。

 

 『お父さんが教える図書館の使い方』 赤木かん子著/自由国民社/015

 大人が読んでわかったことをお子さんに「あのね…」と話し言葉で

 説明しておげている本で、とてもわかりやすいので、ぜひご覧ください。

 

 本屋大賞の発表も4月7日(火)にありますね。

 大賞候補著者の方々の本も特集しています。

 

 図書館も4月から新しいスタッフと共にスタートです。

 長ーいお付き合いよろしくお願い申し上げます。

 一日も早く今の事態が収まり、皆様の新しいスタートが

 始まりますよう願っています。

 

 本の木桜図書館に親しむ本屋大賞候補作家

切ない3月(R2.3.15更新)

 今回の担当は・・・フェリスです。

 

 3月というのはいつの時代も別れの季節で、切ない思い出がある

 という方も多いのではないでしょうか。特に今年は、なんとも

 言いようのない不安や切なさに包まれた3月となりました。

 

 臨時休校中の小学生のお子さんのためにと読み物の本をどっさり

 借りて行かれるお母様、図書館がいつ休館になるかわからないから

 と多めに借りて行かれる常連さん、図書館がいつもとは少し違った

 雰囲気でざわざわしているのを感じます。

 

 わが家の小中学生もおとなしく自宅待機をしています。

 彼らが好きそうな小説を借りていくと、普段は母親の勧める本を

 素直に読まない子も喜んで受け取ってくれました。

 

 長時間の滞在はお控えいただいている図書館ですが、本が家で過ごす

 時間のお供になればいいなと思い、おすすめの本をそろえています。

 この機会にたくさんの本を読んでください。

 人類とAIYAコーナー児童室

 

  と、しんみりとしてばかりもいられません。

 4月1日から相生市立図書館は午前9時開館となり、新しいスタッフも

 迎えてフレッシュにスタートします。

 事態が少しでもよくなっていくことを願うばかりですが、

 皆様もお体には気をつけてください。

あなたは一体どんなお顔をしているのでしょうか。(R2.3.1更新)

 今回の担当は・・・すみれです。

 

 発表が迫っています。皆様、準備はいいですか?

 

 …緊張させてしましましたね。何の発表かって?

 そう、本屋大賞ですexclamation×2

 本屋大賞は毎年1月の中旬にノミネート作品、10作が発表され、

 その10作品の中から4月上旬に大賞が発表されます。

 

 さて、今年はどんな作品がノミネートしているのでしょうか?

 

  書名 著者 請求記号
線は、僕を描く

 砥上裕將

F−ト

店長がバカすぎて 早見和真 F−ハ
夏物語

川上未映子

F−カ
熱源

川越宗一

F−カ
ノースライト

横山秀夫

F−ヨ
むかしむかしあるところに、死体がありました。

青柳碧人

F−ア

ムゲンのi 上』『ムゲンのi 下

知念実希人

F−チ
medium 霊媒探偵城塚翡翠 相沢沙呼 F−ア
ライオンのおやつ

小川糸

F−オ
10 流浪の月』 

凪良ゆう

F−ナ

 

 すべて相生市立図書館で所蔵している本です。有名どころの作家さんの作品は、

 すでに予約が複数件入っている本もちらほら。

 今回で第17回目を迎える本屋大賞。今や直木賞・芥川賞に並ぶほど、話題の賞です。

 その人気は過去の大賞受賞作品が、ほぼ映像化していることからもうかがえます。

 

 第1回大賞作品の『博士の愛した数式』(小川洋子/著)から始まり、

 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(リリー・フランキー/著)、

 『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎/著)、『告白』(湊かなえ/著)、

 『謎解きはディナーのあとで』(東川篤哉/著)、『海賊と呼ばれた男』(百田尚樹/著)、

 『羊と鋼の森』(宮下奈都/著)、『蜜蜂と遠雷』(恩田陸/著)他、

 数多くの作品が映像化されています。

 

 私は小説を読みながら、主人公や登場人物たちがどんな姿をしているのか想像するのが好きです。

 顔、表情、服装、声…。もし、映画化・ドラマ化するとしたら、どんな俳優さんが演じるのだろう。

 ○○さんだったらいいのにな…。想像(妄想?)は尽きません。

 「本」ならではの、楽しみ方ではないでしょうか。

 

 大賞受賞作品には、あっという間にたくさんの予約が舞い込みます。

 大賞が発表される前ならまだ予約の件数は多くないので、気になる本がありましたら、

 今のうちに予約されることをおすすめします。

 上記のノミネート作品一覧から、書名をクリックすれば本の詳細・ウェブ予約の画面に移動できます。

 

 今年の大賞発表は4月7日(火)。ワクワクしながら待っています。