ヤングアダルト(YA)の本

 

 

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 YA(ヤングアダルト)とは、13歳〜18歳くらいの若者を表す言葉です。その世代に人気のある本や、触れてほしい名作、生き方や進路に悩んだときに参考になる本、趣味の本など、様々な分野の本を選んでいます。中高生の読書推進を目的としていますが、大人の方も楽しめるコーナーです。

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 『アスリーツ』
  あさの あつこ//中央公論新社//F-ア

 

 結城沙耶は、中学から始めたハードル走で県内屈指の選手として注目されていた。しかし、タイムは伸び悩み、2年生の県大会を最後に陸上部を辞める。数カ月経っても立ち直れず、部活がなくなってできた穴を埋めようと、幼馴染の松前花奈に誘われるがまま塾に通い始める。花奈は射撃部に入るため、全国でも有数の進学校・大明学園高校を受験するという。3年生の夏休み、沙耶は花奈からライフル射撃の全国大会を見に行こうと誘われる。行ってみると、そこには未知の世界が広がっていた。心惹かれた沙耶は、射撃部のある大明学園高校を受験することを決める。

 

 『あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』 

  森山 至貴//WAVE出版//361

 

 この本は、大人がよく使う「ずるい言葉」の裏に、どのような思い込みや責任逃れ、偏見が隠れているのかを解説したものである。ひとつひとつの言葉に、@会話例、Aその言葉から逃れるための考え方、Bもっと知りたい人のための関連用語が示されている。

 最初に取り上げられている「あなたのためを思って言っているんだよ」という言葉は、言われたことがある人も多いのではないだろうか。ほかにも「もっと早く言ってくれればよかったのに」や「昔はそれが普通だったのに」など、よく耳にする言葉が全部で29紹介されている。子どもだけでなく、大人にもぜひ読んでほしい一冊である。

 

 『生き物が大人になるまで』 

  稲垣 栄洋//大和書房//461

 

 「成長」をめぐる生物学という副題がついた本書は、子どもと大人、遊びと学び、本能と知能、親と子などをキーワードに、生き物の多様な成長の仕方を紹介しながら、人間の成長にどんな特徴があるのかを考察したものである。

 難しい言葉は使われておらず、行間はゆったりとしていて挿絵もあるので、あまり本を読み慣れていない人にもおすすめできる。読んだ人に考えさせるような内容の記述が多く、知的好奇心を刺激する一冊だ。

 

 『ソルハ

  帚木 蓬生//集英社//F-ハ

  

 20世紀末のアフガニスタンでは、銃弾や砲撃の音が日常と化していた。1987年に生まれたビビは、そのような状況の中でも、家族に見守られて元気に成長していた。7歳になると小学校に通い始め、友だちや先生とも出会い、勉強がだんだんと好きになる。ところが1996年、タリバンが首都カブールを占領したことにより、ビビを取り巻く状況は一変。女性の教育は禁止され、ビビは学校に通うことが出来なくなる。そして、さらなる悲劇がビビを襲う。

 タイトルの「ソルハ」はダリ語で平和を意味する。過酷な状況下で、ビビは何を考えどう生き抜いたのか。一人の少女の成長を描いた物語。

  

  『短歌の詰め合わせ』

  東 直子//アリス館//911.1

 

 「詰め合わせ」って、ちょっとすてきな響きだと思いませんか。短歌では音の響きもとても重要な要素となるそうです。

 この本は、歌人である著者が8つのテーマで短歌を紹介し、自身の思う読みどころを書き添えたものです。短歌の紹介にとどまらず、短歌に関するさまざまな説明、作歌するときのポイント、短歌の穴埋め問題などが各テーマの間に設けられていて、楽しみながら自然と短歌に詳しくなれる構成になっています。

 最初から最後まで読み通す必要もないので、肩の力を抜いて短歌に親しんでみてください。

 

 ひとり暮らしの教科書

  mini+SPRiNG編集部//宝島社//590

 

 この本はタイトルのとおり、はじめてひとり暮らしをする人に向けて書かれたものです。引っ越しの段取りから、生活が始まってからの掃除洗濯炊事、お金の管理にいたるまで、豊富なイラストとともに紹介されています。

 家族や知人にひとり暮らしの経験者がいれば、話を聞いてみるのも有効ですが、本を読んで心の準備をしてみるのはいかがでしょうか。4月から新生活という人にぜひ。

 

 ベルリン1945 上』『ベルリン1945 下

  クラウス・コルドン//岩波書店//94-コ

 

 ベルリン三部作の完結編。この本の主人公は、ヘレの娘エンネだ。物心ついたころから両親はそばにおらず、祖父母に育てられたエンネは12歳になっていた。1945年、ドイツが戦争を始めて6年目、ベルリンの街は、日夜止むことのない連合軍の空襲を受けて、廃墟同然の状態だった。そして5月、とうとうソ連軍に占領され、戦争が終わる。混乱を極める状況の中、両親や叔父叔母について、知らなかった事実が次々と明かされ、エンネは激しく困惑する。

 戦争が終わっても、すぐに平和な日常がおとずれるわけではない。戦争は人々の心に傷を残す。この物語はその事実をまざまざと見せつけてくる。読んでいて苦しい物語だが、最後まで読み切ってそのとき感じたものを覚えていてほしい。

 

 ぼくだけのぶちまけ日記

  スーザン・ニールセン//岩波書店//93-ニ

 

 日記を書いているのは、13歳のヘンリー・K・ラーセン。彼は去年まで、両親と兄のジェシーとともに、バンクーバー島の田舎町に住んでいた。ところが、ジェシーがある事件を起こし、家族はバラバラに。母親は精神病院に入院し、ヘンリーは父親と二人で自分たちのことを知らない町に引っ越してきた。新たな土地でひっそりと暮らしたいと願うヘンリーだったが…。

 傷ついたとき、それを癒してくれるのは誰だろう。家族か、友人か、はたまた見ず知らずの他人か。それとも自分一人で乗り越えていくしかないのか。ヘンリーが答えを見つける物語。

 

  『むこう岸』

  安田 夏菜//講談社//91-ヤ

  

 山之内和真は、小学生のころから勉強が得意だった。ただ、人づきあいが苦手で、学校生活はうまくいっていなかった。それを知った父親は中学受験を勧め、和真はつらい受験勉強の末に中高一貫の超難関男子校に合格する。ところが入学してみると、同級生たちとの間には埋めようもない差があることに気づく。結局中学3年生から公立中学に転校せざるを得なくなり、そこで佐野樹希と出会う。彼女は小学5年生の時に父親を亡くし、心を病んだ母親と一回り年の離れた妹と、生活保護を受けて暮らしていた。

 この物語は、全く異なる環境で育ってきた和真と樹希が同級生となったところから動き出す。偶然の出会いは、互いの世界に何をもたらすのか。二人の主人公それぞれの視点から描かれる。

 

 『ルース・ベイダー・ギンズバーグ

  ジェフ・ブラックウェル ルース・ホブデイ 編//あすなろ書房//289ギ

 

 ルース・ベイダー・ギンズバーグは、アメリカの法学者で、弁護士であり、アメリカ合衆国最高裁判事を女性として史上二人目に務めた人物である。彼女がハーバード大学のロースクールに入学したのは1956年。その年の新入生は約500人いたが、そのうち女性は9人しかいなかった。当時のアメリカには男女差別を禁止する法律はなく、女性弁護士の割合ははわずか3パーセントにすぎなかった。

 女性が社会で活躍することを望まれていなかったそんな時代に、彼女はいったいどのような信念を持って仕事に取り組んできたのか。5年間にわたるインタビューから彼女の人生に迫る。

 

 

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