アンリ・ルソーに代表されるナイーブ派絵画は、現代人の心をなごませる素朴な表現世界で、日本においてもすぐれた作家が多く出ています。その表現方法と精神がナイーブであることがナイーブ・アートの特徴で、ファンタジックなメルヘンの世界を描く創造芸術として幅広い層に人気です。ユーモアとウィットに富んだ不思議世界はユニークなキャラクターとあいまって、まさに氏の独壇場である。1956年文化学院美術科を卒業し、1967年シカゴ映画祭で(殺人狂時代)グランプリ賞、そして1983年紺綬褒賞を受く等数々の受賞暦を持つ。1986年~90年にはニューヨーク・パリ・アステルダム・西ドイツで個展開催するなど現在活躍中。