アンリ・ルソーに代表されるナイーブ派絵画は、現代人の心をなごませる素朴な表現世界で、日本においてもすぐれた作家が多く出ています。その表現方法と精神がナイーブであることがナイーブ・アートの特徴で、ファンタジックなメルヘンの世界を描く創造芸術として幅広い層に人気です。1958年に東京教育大学芸術学科を卒業し、1964年には東京オリンピック施設シンボルデザインを担当する。幼児の頃、一度は見ている"乗り物絵本"の画家として技術は抜群。その技術をナイーブ・アートに活かす作家。現在、現代童画会委員、桑原デザイン研究所講師を努める傍ら意欲的な作品づくりに取りくんでいる。